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コーヒー七変化のこと [喫茶]

もうすぐ十二月だ。
小雪も過ぎ、冬将軍も装備を整えつつある。
甲州街道の木々も…

以下略。

モノトーンな冬に向けて珈琲くらい、ぱあっと明るくしてみても悪くないだろう。
そこで簡単で美味しそうな珈琲のアレンジをやってみることにする。

題して「珈琲七変化」

ヤマトナデシコではない、珈琲だ。


【一】檸檬珈琲

珈琲にレモンを入れるというもの。意外に思うかもしれないが、これがなかなか良い。後味がさっぱりするのだ。何も輪切りの檸檬でなくてはならないということはない。写真のようなレモン汁でも良いではないか。ゴミも出ないし。一杯に2、3滴くらいが適量か。



【二】マシュマロ珈琲

ごく簡単。マシュマロを入れるだけ。マシュマロがじゅわじゅわ云いながら溶けていく。甘い香りがカップから溢れる。いい香りだ。このとろけたマシュマロが…気持ち悪い。よおくかき混ぜて飲んだ。しかし、このマシュマロ変わったデザインだ。(マァ選んだのは僕だが)ふむ、ツイストだ。いや、世良公則ではない。

そういえばマシュマロをあぶって食べるというのがあるが、どうなのだろう。
僕は珈琲でとろけたマシュマロは駄目だったので、焼きマシュマロも駄目な性質かもしれない。
ということは、焼きマシュマロが好きな人はこのマシュマロ珈琲、相性良いかもしれないナァ。


【三】紅茶珈琲

珈琲に紅茶を混ぜる。香港などでは良くやるアレンジとのこと。持ち合わせのアールグレイを混ぜてみたが…むむむ。結論から言えば相性は悪い。相克だ。匂いもなんだか混沌としているし、苦くて渋い。な、なやましい。ダージリンやアッサムなど、あまり癖のない紅茶とだったら合うかもしれない。



【四】金平糖珈琲

ごく簡単。砂糖のかわりに金平糖を入れるだけ。マァ味はそんなに変わらないが、見た目はとても華やか。些か心が踊るというものだ。金平糖がぽっかり浮かんでくれると、一層華やかだと思うが、マァ構造上無理か。浮く金平糖…あまり需要がなさそうだが、はてさて。



【五】きな粉珈琲

きな粉とミルク、ハチミツを入れるだけ。きな粉を牛乳に入れるのはよくあるが、珈琲に入れても悪くない。カプチーノとはまた違うまろやかさがある。和風な珈琲だ。注意すべきはよくかき混ぜること。きな粉がだまになっていると、これがもう粉っぽいの、粉っぽいわで美味しくないのだ。



【六】バター珈琲

バターとハチミツを入れるというもの。これは、うむむ、何ともいえない。珈琲がこってりしたという印象…ってそのままか。ちょっと重い珈琲が飲みたいときは良いかもしれない。個人的には油っこいのはあまり好きではないので、敢えてやろうとは思わないが。

そうそう、ひとつ気がついたのがハチミツは意外に甘くないのだということ。イヤァ勿論、単体で舐めたら甘すぎるくらいだが。珈琲に入れた場合、同じ量では上白糖やコーヒーシュガーなどの方が甘い気がする。


【七】ジャム珈琲

ジャムを入れるだけ。マーマレードで渋く攻めてみる。思いのほか、檸檬珈琲が良かったので、柑橘系なら意外と合うかも知れない、と思ったからだ。うむ、意外に悪くない。口の中に珈琲の苦さにオレンジ甘さがふわりと広がる。個人的には好きだ。ただ、やはりジャムを入れすぎるとすっぱくなってしまうので注意。

これジャム珈琲というよりオレンジ珈琲かもしれない。
そう云えば、紅茶にジャムを入れて飲むロシアンティーというのがある。
するとこれはロシアン珈琲か。
マァ大した問題ではないが。

しかし、マーマレードが好きという人、一体どれくらいいるんだろうか。
そういう人に出くわしたことが殆どない。

ま、まさかマーマレード好きは例のチュウニビョウだというのか…。
イヤァ確かにブルーベリーの方が好きだが。
でもマーマレードのひと癖のある味も捨てがたい。
…うむ、至極どっちでもいい話だ。

てな具合に強引に7種類ほどやってみたが、檸檬珈琲は割とおすすめ。
泡立てたり、表面に絵を描くのも良いが、こういったアレンジも如何かな?




~閑話休題(話はかわって)~

最近やたらと検定が流行である。
個人的にはそういうブームに便乗するのはあまり好きではないだのだが、マァものは試しだ。
食わず嫌いは良くない。

ネスカフェの「日本人は、うるさい」プロジェクト(←別窓で開きます)の「うるさい検定」というのをやってみる。

至って簡単。
3択の質問に答えていくだけ。
所々選択肢が妙なのは気のせいか。

ふむ。結果はというと


風流人タイプ

「どんな些細なことも、うるさい心をもって楽しんでしまう」とのこと。…なんて面倒な奴なんだ。「周囲のうるさい人たちからも一目置かれる存在」とある。…いや、これは浮いた存在で、実のところ少々煙たい奴ということか。マァ当たっているな。

しかしこれ、検定というよりも性格判断だとか○○占いのようなものだと思うのだが…。

ネスカフェ「日本人は、うるさい」プロジェクト
http://urusai.jp/index02.html

「うるさい検定」
http://urusai.jp/kentei/index.html


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共通テーマ:グルメ・料理

コーヒーミルで美味しい珈琲を淹れること [喫茶]

サイドバーの位置を右にしてみた。
何となく違和感があるような、ないような。
どっちの方が良いのだろう。
妙案など何かあったら、是非是非。

食後の珈琲というは何故あんなに美味しいのだろう。
五臓六腑に染み渡る、という表現は大げさだが、飲んだときのあの珈琲の重さが心地よい。
そろそろ珈琲が飲みたくなってきたぞ。
では、淹れるとしますか。

まずは、豆を挽かねば。
と、その前に。やかんを火にかけておく。
そうすれば豆を挽きおわる頃に、ちょうどお湯が沸くというわけだ。

コーヒーミル今回、主役のコーヒーミル。
とあるホームセンターで購入したもの。
驚くほど安かった。
この形が何ともレトロスペクティブで良い。
ちゃんと挽けるのかは疑問だが。

豆投入
蓋をずらして豆を入れる。
蒸気機関車のボイラーのようにも見える。
さあ、よく咬んで豆を挽いておくれ。

天狗、豆挽き中…
がりがり…いや、ごりごり…
マァ、何でもいいか。
ハンドルを縦に回すタイプは横に回すタイプのものよりも力が少なくてすむ。
丸みを帯びた蓋も思いのほか、持ちやすい。
さり気なく非力な僕には打って付けだ。

豆を挽くこと暫し・・・
さあて、どうかな。

必ずこぼれるのだ、これが。
ハンドル回すのに夢中になりすぎてしまった。
結果はご覧の通り、匣一杯に。
途中で確認すべし。
そうでないとあふれてしまうよ、確実に。

この匣、意外に厄介なもので、いつも豆をこぼすのだ。構造上、仕方ないかもしれないのだけど。
何とかならないのかね。そこがちょっとばかり不満。

とか言っている間に、お湯も沸いたようだ。

では、お湯を
挽き具合は、まあまあといったところ。
ちょっとムラがあるが、安いコーヒーミルなのでそこはご愛嬌。

淹れ立てに優るものはない。
手際よくお湯を注いで、完成。
…アァ、美味しい、うん、美味しい。
やはり淹れ立てに優るものはない。
自分で挽いたとなるとさらに格別だ。

読書に珈琲はつきものだ。
うん、そうだ。

というわけでリンクを貼っておこう。
インターネットの電子図書館、青空文庫  http://www.aozora.gr.jp/
なんと無料で読めるのだよ、これは素晴らしい。
今、読んでいるのは宮沢賢治「風の又三郎」
おすすめ。


南部鉄器といふもの [喫茶]

早いものでもう師走。
さて、いきなり本題。何時だったか粋な急須が欲しいと云ったが、遂に見つけた。
そう、これだ。

粋な急須南部鉄器の急須。
言わずもがな遠野で購入。
江戸時代、藩主の南部重直が茶の湯釜を作らせたのが南部鉄器の始まりだとか。
実はこの「南部」、山梨県の南部町とも深い関わりがあるのだけど、それはまた別の機会に。

この急須、ちょいと変わった形をしている。取っ手が大きく、注ぎ口も遠慮がちに小さい。
はて、何故にこのような形なのか?。色々と調べてみた。
まとめるとこうである。

「茶道の茶釜をベースにしてツル(取っ手)と注ぎ口を付けたのが鉄瓶の始まりである。」

なるほど、それでぼてっとした形をしている訳だ。茶釜の名残だったのか。

取っ手が上手(うわで)なのはおそらく重みを考慮してのことだろう。
それに横手(よこで)後手(あとで)では、熱くて持てないはずだ。

因みに
 上手(うわで)…取っ手が本体上部につくもの。
 後手(あとで)…取っ手が注ぎ口と反対側にある、所謂ティーポット。
 横手(よこで)…取っ手が注ぎ口とほぼ90度をなしてついているもの。

…っと、云い忘れていたが、鉄瓶と急須は別物。
鉄瓶はお湯を沸かすもの、つまりやかんと一緒。
一方、茶葉を入れてお湯を注ぐのが急須。急須は直接火にかけない。

謎も解けたことだし、一息いれるとするか。
では、皆さんも美味しい緑茶を・・・






















・・・自分で淹れていただきましょう。







茶を飲みつつ遠野物語を読むちょいと蒸らしすぎたが、まぁいいか。しかし、これぁ遠野づくしですなぁ。いやぁ素晴らしい、実にオツだ。

この鉄急須、何が良いかって形はさることながら注ぎ口からお茶が殆ど垂れないところ。
急須においてこれは重要だ。注ぎ口の作りが急須の良し悪しを決めるといっても過言ではない。
落としても割れないし、いざというとき武器にもなる。
うまい事いけば筋力もつくやも知れぬ。

ふう。・・・では、もう一杯飲むとするかな。

南部鉄器についてもっと知りたい人はこちらへ。とても参考になりますぜ。

「特集 南部鉄器」http://www.kougei.or.jp/crafts/0801/special/index.html









―話は変わって―
デイリーポータルZがWeb of the Year 2006 エンターテインメント賞の3位に入賞!
いやぁ、めでたいめでたい。2位と1票差ですか(あぁ、投票するんだったと反省)
来年は必ず投票しますんで。

・・・そんなこんなで今週の「1000円あげるから」コーナーに投稿し忘れてしまった。
・・・仕方がないのでここで披露。

お題:「本年度、買い物しっぱい大賞」

風穴ではない、不良品だ!
大学の行き来で手があまりにもかじかむので急遽、百円ショップで購入。
…そりゃあないぜ、とっつあん。
何とも癪だったので、腹いせにブランド品の手袋を買い直したわい(それでも値段は10倍)


土瓶茶といふもの [喫茶]

どうもインスタント珈琲の減りが早い。
そんなに飲んでいないはずなのになぁ、と思ったので実際に数えてみた。
朝起きて…、学校から帰ってきて…夕飯の後、それから……
なんと一日で最低四杯は飲んでいるようだ。そりゃ、減るのも早いわけだ。
少々珈琲にも飽きたなぁ。
あぁ、久しぶりに日本茶が飲みたい。

では、

「飲むか」
「飲もう」

そういうことになった。

大したことではない、ほんの些細な問題発生。
「急須がない」
ティーポットはあるが急須はないのだ。
ロココ調の必要以上にケバケバしく、非実用的な…優雅で繊細なポットで日本茶を、というのは些か気がひける。

そういう時はこれだ。

土瓶。ポットというよりは水筒に近いかもしれない。
そもそもこの土瓶は電車での旅行のお供だったのだとか。
昭和の30~40年代が全盛期だったようなので僕はあまりその辺のことは分かりませんが。
まぁ、駅弁食いつつ、この土瓶で茶を飲むということか。

水筒と同じく、蓋がコップの役目をしている。
しかし皮肉なことに?水筒と同じで茶漉しもない。
普通はこの土瓶にお茶を入れて売っていたのだら、当然といえば当然か。

…結局、ロココなティーポットで緑茶を淹れました(^_^;
で、この土瓶にお茶を移して水筒の役目をさせるという、、なんと間の抜けたことをしているんだろう僕は。

さて、そろそろ飲もうかというときに割と大きな問題発生。
「お茶がうまく注げない」
零れる、零れる。


台拭きの大活躍もあってなんとかおさまった(笑


まぁ、この注ぎ口じゃ無理もないですね。

ロココなティーポットで緑茶を淹れるのを好しとするか、緑茶を飲むのをやめるか…
はたまた、紅茶を飲むか、新たに急須を買うか…悩ましいところだ(~_~)

置物としてはなかなか良いのですがね、この土瓶。

小淵沢駅の構内売店や駅隣の売店で販売中。
販売元は株式会社 丸政さん。 
なんでもサイトが移動したようで、ここには土瓶茶についての情報はありませんでした。

旧サイトには土瓶茶の情報がありますのでよかったからどうぞ。
こちら→元気甲斐物語


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